沖縄の津波到達時間は? 海に囲まれた沖縄でどこに避難する?避難場所についてご紹介!

2024年4月3日に台湾付近で発生した地震により、沖縄県にも津波警報が発表されました。
2011年におきた東日本大震災以来で、約13年ぶりの津波警報でした。

沖縄県内ではあちらこちらで、スマホの警報アラームやサイレンが鳴り響いていました。
こんな緊急事態になったのは、私が沖縄に嫁いで初めてのことです。

震源地が遠かったため、私の住んでいる場所では地震を感じる事がなく、突然スマホの警報アラームが鳴り、家の外ではサイレンがなり、避難を呼びかける放送が流れ出しました。
テレビをつけると「にげて!」と大きな文字が出ています。
この時初めて、沖縄にも津波警報が発表されたと知りました。

現在は、余震もなく落ち着いていますが、今回の津波警報で改めて避難する時の注意や避難場所が分からないなどといった事に気づきました。

この記事では、沖縄で津波警報が発表された時にどうしたか実際のお話をご紹介します。
やってはいけない注意点なども一緒にご紹介しますね。

沖縄の津波到達時間は?

2024年4月3日、台湾付近でマグニチュード7.7の地震が発生しました。
沖縄県の宮古島・八重山地方と沖縄本島に津波警報が発表されました。

4月3日午前8時58分に地震がおき、9時01分には宮古島・八重山地方沖縄本島に津波警報が発表されました。

津波警報

地震がおきてから3分後には津波警報が発表されました。

どこの地域も津波の高さの予想は3mでした。
宮古島や・八重山地方・与那国島などは、津波警報が発表されてから到達時刻まで10分もありませんでした。

【到達時刻の予想】
<9時10分>
宮古島・八重山地方・与那国島
<9時30分>
石垣島・西表島
<10時>
沖縄本島
<10時10分>
久米島・那覇港・南城市
<10時20分>
中城湾港
【実際の津波情報】
<9時18分>

与那国島で30㎝
<10時42分>
石垣島で20㎝
<10時50分>
宮古島で30㎝
実際の津波の高さは、予想より低かったので大きな災害にはなりませんでしたが、第一波よりも第二波・第三波と津波の高さが高くなることがあるので、注意が必要です。
10時40分には、津波警報が注意報に切り替わりましたが、解除されるまでは避難場所から離れないようにして下さい。
海の潮の流れもまだ早いので、海に近づいたり様子を見に行くのは危険なので、注意報に変わっても油断せず注意が必要です。

満潮

南城市や沖縄市の中城湾港では12時40頃に満潮を迎えることもあり、注意報が解除された後も様子を見ていた地域もあります。
避難した場所での指示に従うのが賢明です。

プロに聞く!旅先で災害にあったら?についてはこちらから>>

沖縄の津波で避難!

今回の津波警報で避難するまでにとても時間がかかってしまいました。
津波での被害はなかったので良かったのですが、これが大きな津波がおきていたら私たち家族は巻き込まれていたかもしれません。

今回の津波警報で、経験した実体験と注意点をご紹介します。

津波警報から避難しようと思うまで

テレビで、「これは訓練ではありません!」の言葉にもびっくりしました。
いつも訓練の時に聞いているサイレンが、実際に訓練ではないと言われると戸惑いがありました。
地震の揺れは感じていないけど、津波警報が発表され非難しないといけない「本当に?」と思う自分がいるのです。

私の家は高台にあるのですが、海が見えます。
海はとても落ち着いています。

春休み中で子どもと一緒にいましたが、ベランダから海を見ていた子どもが、「お母さん走って逃げている人達がいるよ」というのです。
近くの学校でクラブ活動をしていた生徒たちでしょうか?みんな走って逃げています。
これを見て非難しないといけないんだと思いました。

海岸近くにいる母に連絡を取り迎えに行く事に!

避難警報が鳴ってから、行動に移すまでに20分程かかってしまいました。
津波の時間が60分と余裕があるようにも思ってしまったのも、判断の遅れの1つだと思います。

車での非難は危険!

非難するのに車はいけないと知っていましたが、子どもを連れて行く事と足の悪い母を迎えに行くので車で出発しました。

家を出てすぐに警察車両が停まっていて、海岸側に行きたくても、高台の避難所に続く道に誘導されてしまいました。
もちろん、母がいる海岸側にとは反対方向で、しかも渋滞にハマってしまいました。
渋滞している横の歩道を歩いて避難していく人たちがどんどん先へ進んで行きます。

津波の時間が過ぎていましたが、母と連絡を取る事が出来き、母の家の近くのコンビニで待ち合わせをする事にしました。
辺りの様子からはまだ津波は来ていないようすだったので、子どもと一緒にコンビニからは歩いて母を迎えに行きました。
ここで車を停めて歩いて迎えに行って良かったと思ったのは、母の家から高台に向かう道でも渋滞になっていたという事です。

車で非難する事で渋滞に巻き込まれ、結局歩いて避難している人たちの方が先へ先へと避難できていたという事です。
今回の津波警報で、沖縄のあちらこちらで渋滞が発生していました。
しかも避難所に車を停めるスペースがなく、渋滞のまま停まってしまっていた場所もあります。

時間がかかるように思えますが、結果的に歩いて避難する事の方が早く非難できる事が分かりました。

観光地で津波警報が、注意点についてはこちらから ⇩⇩⇩   ⇩⇩⇩

備えが必要!

後からの話ですが、母もパニックになってしまい、何を持って行けばいいのか分からず何も出来ない状態だったようです。
私の電話で取り敢えず家を出た状態でした。

私もそうでしたが、避難するまでにとても時間がかかりました。
何を持って行けばいいのか全然分かりません。

とりあえず水筒に飲み物を入れて家を出ました。
水筒に飲み物を入れている時点で逃げ遅れていますね。
今回の津波警報で、備えが必要だと実感しました。

自宅での非難準備として、リュックに必要最低限の物を入れてすぐに持ち出せる場所に置いておくと安心です。

非常食(すぐに食べられるもの)・飲料水・歯ブラシセット・ボディーシート・マスク・消毒液・お薬(おくすり手帳)・ひざ掛け・防寒着など最低限のものは準備しておくと安心です。

観光に行く時なら、夜の避難の為にキーホルダータイプのライトや地震などで建物の中から出れない時の為に、笛などがあると便利です。
ちょっとしたものですが、持っていると何かの時に役にたつかもしれません。

避難時にも必要な持ち物についてはこちらから ⇩⇩⇩   ⇩⇩⇩

沖縄の津波避難場所は?

沖縄県は海に囲まれています。
もし今回のような大きな地震がおきた場合、津波の危険もあります。

沖縄県に住んでいる方ならどこに行けば高台があるなどの情報はある程度持っているかもしれませんが、沖縄県を旅行中の方は沖縄県のどこの辺りにいるのかも分からないかもしれません。
どっちに行けば高台があって、避難所があるのか、旅行中に地震や津波の危険が迫った時にいったいどうすればいいのでしょうか?

今回の地震で実際にあった、避難誘導などについてご紹介します。

北谷町での避難

沖縄県中部の人気の観光スポットアメリカンビレッジがある北谷町の観光地は、ほとんどの場所が海抜1m~2mにあります。

津波警報が出された時には、近隣のお店は営業を一時停止して、観光客や地元の方達を避難誘導してくれました。
お店の従業員の方達が、避難誘導にあたってくれるなんて凄いですね。
観光客の方はどこに避難したらいいかが分からないので助かりますね。

アメリカ軍も避難経路を開放

今回の津波警報で、沖縄県にあるアメリカ軍で避難の受入れがありました。
軍施設の基地ゲートが開放され車で避難していた方達などを、アメリカ軍が基地内に誘導し車で待機する事が出来ました。

他にも住民が高台に避難しやすいようにと、嘉手納基地・普天間基地・キャンプ瑞慶覧(ずけらん)のゲートが開放され、海岸沿いを歩かないで高台に避難する事が出来ました。
普段は通れない場所ですが、災害時に市民や観光客が避難しやすいようにしてくれるのはとても助かります。

ホテルも避難所として受入れ

「オキナワグランメールリゾート」は、沖縄市の高台にあるホテルです。

近くの小学校や幼稚園の避難場所にもなっているホテルです。
私もたまたまLINEの登録があったので、避難所として開放していると知っていたのですが、家からは遠い場所にあるため、行く事が出来ませんでした。
後から聞いたのですが、友人が子どもを連れて避難したところ、神対応でとても良かったよ話していました。

「オキナワグランメールリゾート」の【地図・アクセス】の詳細はこちら>>

スポーツの大会などが行われる、沖縄県総合運動公園の北口から徒歩で約15分程高台に登った場所にあるホテルです。

まとめ

沖縄で13年ぶりにおきた津波警報についてはいかがだったでしょうか?

私は沖縄に嫁いでから初めて、サイレンが鳴り響く光景を見ました。
実際に災害に合うかもしれないという状況になった時に、どうしていいのかもさっぱり分かりませんでした。
旦那は会社に行っているし、幸い春休みだったので子どもとは一緒でしたが、海岸沿いの母の迎えに子どもと一緒に行っていいものか、迷いましたが一人で家に置いておくわけにもいかず一緒に海岸沿いへ迎えに行く事に。
今回は大きな災害もなく無事終わったので良かったのですが、大きな津波が来ていたらと考えるとゾッとします。

沖縄に住んでいる住民ですらどうしたらいいのか分からなくなります。
ましてや観光で沖縄を訪れた方達なら、なおさらどこに行けばいいのかも分からないと思います。
今回は、観光地やホテルでの受け入れの情報をご紹介しました。

これからも沖縄に住んでいる方や観光に来た方達が、避難できる場所をご紹介していきます。

沖縄本島の津波避難ホテルについてはこちらから ⇩⇩⇩    ⇩⇩⇩

 

沖縄の石垣島の避難ホテルについてはこちらから ⇩⇩⇩    ⇩⇩⇩

 

備えて安心!防災グッズはこちらから ⇩⇩⇩   ⇩⇩⇩

この記事を書いた人
ひなた

ひなたです。
私は旅行に行くのが大好きです。
綺麗な景色を見たり、美味しい物を食べたり
旅行に行くのって楽しいですね。
まだまだ、行ったことのない場所が沢山あります。
行かなかった事を後悔しないように、
今までに行ったことのない場所にも行ってみたいです。
最高の人生を送るために楽しみたいと思っています。

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