2024年に沖縄県で13年ぶりに津波警報が発表されました。
沖縄県に嫁いでから約10年、沖縄で津波警報が発表されたのは初めての経験でした。
というか、生まれて初めて避難するという体験をしました。
津波に対しての対策を何もしていなかったので、どうしたらいいのかパニックになってしまいました。
今回の経験で、私は地震や津波に対して何の備えも対策もしていない事に気が付きました。
よく考えたら沖縄は海に囲まれているので、地震の影響で津波が襲ってくる可能性があるにも関わらず、今までに体験していないので考えてもいなかったのです。
この記事では、津波の避難の時に役立つ標識や備えや対策についてご紹介します。
他にも避難した時に、家族や大切な人との安否確認なども一緒にご案内します。
沖縄での津波海抜表示は?
津波警報が発表されても、いざ避難するとなった時にどこに避難したらいいのかわかりません。
住み慣れた場所での避難ならどこに避難所があるのかもわかるかもしれませんが、もしお出かけ中や旅行中に、津波警報が発表されたらどうしましょう。
今いる場所がどんな場所なのか、海抜は何メートル?避難場所は?となった時に知っておくと、いざという時の役にたつ情報です。
沖縄での海抜表示や避難標識をご紹介します。
海抜表示
こちらは、海抜表示です。⇧⇧ ⇧⇧
電柱や信号機などに巻き付けられています。
沖縄県では、県民が混乱しないように沖縄全域で海抜表示の統一がされています。
【海抜表示の色の違い】
沖縄県では、赤・黄色・青の3色で海抜の区分を表示しています。
赤色:海抜5m以下(津波警報・注意報が出た時には、速やかに避難してください)
黄色:海抜6~19m(津波警報・注意報が出た時には、避難してください)
青色:海抜20m以上(津波警報・注意報が出た時には、必要に応じて避難してください)
私は、海抜表示に色の区分けがあるとは知りませんでした。
沖縄県では、赤色が海抜5メートル以下で、津波警報や津波注意報が発表されたら、速やかに避難しないといけない場所です。
信号機と同じように色分けされているので、分かりやすいですね。
津波がせまってきたらどうする?についてはこちらから ⇩⇩⇩ ⇩⇩⇩
避難標識
三角の標識で波のマークが描かれている、この標識は津波の危険がある場所に設置されています。
この標識がある場所は、津波が襲来する可能性がある地域なので、注意が必要です。
こちらの標識は、津波から逃れる人が高台に向かっている様子です。
津波避難場所を示す高台が描かれています。
津浪から避難できる安全な避難場所を示しています。
こちらの右側の標識は「指定緊急避難場所」と「指定避難所」の標識です。 ⇧⇧⇧
よく見ると「指定避難所(津波除く)」とあります。
左横の標識を見ると、洪水・がけ崩れ・地震の時には避難場所となりますが、高潮と津波の時には利用出来ない事が分かります。
この周辺の調べてみると、海抜3メートだという事がわかりました。
津波の可能性がある時に、この標識の避難場所では、不十分だという事になります。
「指定緊急避難場所」と「指定避難所」の違いは?
指定緊急避難場所は、災害が起きた時に緊急的に避難する場所です。
指定避難所は、災害が起きた時の避難場所であり、自宅へ戻れなくなった方が一時的に滞在する事が出来る場所です。
避難場所までの距離や方向を指名しているものもあります。⇩⇩⇩ ⇩⇩⇩
こちらの標識は、津波注意の看板と海抜も一緒に書かれているので、一目で分かりやすい標識になっています。
地域でいろいろと標識の表現の仕方が違うのですが、気にして歩いていると海抜表示や避難標識を見つける事が出来ます。
特に観光などで、施設に入る時には、入口などに標識があるので確認しておくと安心ですね。
私が住んでいるところは高台だと思っていたのですが、家の周りを調べると海抜4メートルという事がわかりゾッとしました。
道路を渡った先は山になっているので、高台だとばかり思っていました。
今回の津波警報の時には、高台だから大丈夫だろうと家で避難をしていたのです。
もし今回の津波警報で大きな津波が襲ってきていたらと考えると怖くなりました。
もっと高台に避難をしないといけないんだという事が分かりました。
沖縄観光に来ていたらなおさら、どっちに避難すればいいのか分からないと思います。
避難標識や海抜表示を知っておくだけでも、避難する時の判断の材料になればと思います。
沖縄観光でも出来る津波の備え
今回おきた沖縄の津波警報をうけて、あらためて日頃からの備えが必要だと感じました。
どこで、災害が起きるか分かりません。
自宅では、避難リュックなどを準備して、万が一の時の為に備えるのも大切です。
もし、沖縄を観光中に、大きな地震がおき津波警報が発表されたらどうしたらいいのでしょうか?
旅行に来たからといって、大きな避難リュックを持ってあるくなんて出来ません。
必要最低限の準備だけでも出来れば、もしもの時の役にたつこともあると思います。
知っておくと安心できる情報をご紹介します。
旅行先で地震や災害が起きた時の備えは?についてはこちらから>>
安否確認方法
いつ地震や津波などの自然災害に合うかわかりません。
仕事や学校など、家族がバラバラな時にもし災害にあってしまったらどうしたらいいのでしょうか?
旅行中で一緒に行動していた家族と離れてしまったり、県外の家族と連絡を取りたいなど安否確認をする事になると思います。
震災時などにはみんなが携帯で連絡を取りあおうとします。
そうする事で電話の回線やインターネットの回線にアクセスが集中してしまうと家族との連絡が取れなくなってしまいます。
そんな時に役立つ連絡方法です。
災害用伝言ダイヤル(171)
①市外局番なしで「171」をダイヤルします。
②伝言を録音する場合は「1」を、伝言を聞く場合には「2」を押します。
③連絡を取りたい人の電話番号を、ガイダンスにそって入力します。
④伝言を「録音」したり「聞いたり」する事が出来ます。
※携帯電話やPHSや一部のIP電はからも利用する事が出来ます。
【録音】携帯電話・PHS・固定電話・公衆電話
【再生】携帯電話・PHS・自宅などの固定電話
・伝言は1つの電話番号で「20」まで伝言を入れる事が出来ます。
・伝言が20を超えると古伝言から消えていきます。
LINEで連絡出来る
LINEは、電話回線がつながっていなくても、インターネットの回線がつながっていれば使う事が出来ます。
①「LINE安否確認」をタップします。
②[無事]か[被害あり]から安否情報をタップします。
③候補文章をタップしたり、自分で文章を打ち込む事も出来ます。
00000JAPAN
平成23年におきた東日本大震災の時の教訓から、被災時に公衆無線LANを無料で開放する事で、通信サービスを利用する事が出来ます。
平成28年4月の熊本地震で初めて使われました。
最近では令和6年1月の能登半島地震では、福井県・石川県・富山県・新潟県全域で携帯電話各社が「00000JAPAN」を無料で使えるように順に開放していきました。
スマホのWi-Fi 画面で、00000JAPANを選択するだけです。
パスワードや認証画面などの登録なしで使えます。
安否確認や情報を取るようで、金融系のサービスに使用しないでください。
沖縄旅行で役立つ持ち物
沖縄旅行でも避難時にも役立つ持ち物があります。
私も普段の生活で普通に持ちあるいているものなので、沖縄観光でも負担にならずに持ち歩けるお役立ちグッズをご紹介します。
スマホの充電切れに注意!
家族との連絡を取る手段のスマホの充電が切れてしまう事もあります。
スマホを充電できるモバイルバッテリーがあると便利です。
大きな地震の時などには、停電が続きます。
充電式のモバイルバッテリーでは、充電が出来ずに使えなくなります。
電池式のモバイルバッテリーと予備の電池があると安心です。
こちらは、乾電池式のモバイルバッテリーです。
懐中電灯にもなるので、災害の時などにあると便利です。
緊急時の為に、家族や大切な方の電話番号はメモに書いて、財布やスマホケースなどに入れておくのも対策の一つになります。
私も、沖縄で起きた津波警報の時には、旦那や母とは一緒にいなかったので連絡を取りました。
もしもの時の為に家族の連絡先を書いたメモを、財布・キーケース・スマホの中に入れています。
熱中症に注意!
沖縄はとても日差しが強いです。
私の友人は建物の屋上で避難する事になりました。
日差しをさえぎるものがない中、太陽が照り付ける屋上で3時間ほど避難をしていたそうです。
沖縄での避難は熱中症になるリスクが高い事が分かりました。
帽子や水分補給はもちろんですが、折りたためる扇子やハンディファンなどがると便利です。
沖縄の旅行中に帽子も野外の観光なら必須ですが、室内だと邪魔になってしまいます。
そんな時には、簡単に折りたためる帽子もあります。
沖縄旅行や普段使いにあると便利な避難グッズについて詳しくはこちらから ⇩⇩⇩ ⇩⇩⇩
避難場所によっては高台の公園やビルの屋上など、外で避難をしないといけない事があります。
そんな時には、日傘があると便利です。
雨の時にも使える両用タイプなら、観光時の日傘としても避難時の熱中症対策として日よけが出来るので便利です。
晴雨兼用折りたたみ傘
こちらの折り畳み傘は、雨の日はもちろんですが、日傘としても使う事が出来る両用傘です。
遮光遮熱の効果が高いので、傘の下の温度を下げる効果があります。
コンパクトで240gと軽量で、しかも、骨組みが6本あるので、耐久性が抜群です。
※沖縄は海風が強いので安心
沖縄の津波で避難できるホテル(糸満市)
沖縄の南部に位置する糸満市で、津波一時避難ビルに指定されているホテルをご紹介します。
他にも、沖縄観光で避難できるホテルもご紹介しています。
サザンビーチホテル&リゾート沖縄
この「サザンビーチホテル&リゾート沖縄」は、2015年に津波一時避難ビルとして指定されました。
沖縄県糸満市にある「サザンビーチホテル&リゾート沖縄」は、ほぼ海に囲まれている場所にありますが、10階建てのしっかりしたホテルです。
「サザンビーチホテル&リゾート沖縄」は、美々ビーチいとまんから徒歩約1分の場所にあります。
ビーチ周辺にいる方は、地震を感じた時や津波警報を知った時には、速やかにホテルに避難してください。
サザンビーチホテル&リゾート沖縄の詳細についてはこちらから ⇩⇩⇩ ⇩⇩⇩
住所:沖縄県糸満市西崎町1-6-1
※ホテルスポーツロッジ糸満も津波一時避難ビルに指定されていましたが、老朽化により閉館しているようです。
沖縄で津波の危険が迫った時に、一時避難出来るホテルについてはこちらから ⇩⇩⇩
まとめ
沖縄県在中で、津波警報をうけて、パニックになってしまいました。
その時の経験から、日ごろからの津波に対する意識が足りない事が分かりました。
沖縄は観光だけでなく住む場所としてもとても人気のある場所です。
小さい島ですが、沢山の方が観光や生活を送っています。
沖縄は海に囲まれているので、近くの海底で地震が起こるだけでも津波の危険にさらされます。
少しでも、津波の対策のヒントになればと思いこの記事を書きました。
沖縄に住んでいる方や観光に来られた方が、津波の被害にあわないように避難できる場所などをご紹介しました。
2024年4月3日におきた、沖縄の津波警報時の避難情報についてはこちらから ⇩⇩⇩
沖縄の石垣島の避難ホテルについてはこちらから ⇩⇩⇩ ⇩⇩⇩
沖縄観光や避難時にあると便利なコンパクトな折り畳み傘についてはこちらから ⇩⇩⇩
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