沖縄のてびちとは豚足じゃない？ボリューム満点のてびちが美味しい和泉食堂をご紹介！

沖縄で「てびち」という言葉は、最近では他県の方も聞いたことがある言葉かもしれませんね。
「豚は鳴き声以外は、全て食べられる」という言葉は、昔から沖縄で言われている言葉で、豚肉は、沖縄の伝統的な祝祭料理から日常の食卓まで、幅広く使われています。
それだけ、沖縄の人々にとって豚肉は貴重な食材として、昔から使われてきました。

豚の耳を煮込んだ料理は「ミミガー」、豚の血を固めたものを「チーチー」といいます。
「チラガー」は豚の顔だと思っていたら、豚の顔を「チラ」皮を「ガー」といい、豚の顔の皮のことを言います。

そんな沖縄の食文化で、今回は「てびち」についてご紹介します。
沖縄でてびちを食べるならこのお店！という老舗の名店も一緒にご紹介しますね。

沖縄のてびちとは？

てびちは、豚足のことだと勘違いされている方もいるようですが、てびちは沖縄の方言で、煮付けのことをいいます。
本来は、お肉や野菜を煮込んだものを「てびち」といいます。
豚足を使た煮込み料理は「足てびち」と言われてていたのですが、今では、足が省略されて「てびち」＝豚足の煮込みとして一般的に知られています。

てびちは豚足を使っているので、てびち＝豚足としてイメージが広がったのかもしれません。

琉球王朝時代に中国から伝わったとされていて、豚足を骨付きのまま輪切りにして、じっくりと時間をかけて煮込む料理で、沖縄の伝統的な郷土料理です。
じっくりと煮込むことで、豚足の軟骨がゼラチン質に変化し、柔らかくぷるっぷるの食感になります。
このゼラチン質は、コラーゲンがたっぷりで、美肌効果も期待できるので、女性に人気のある料理です。
しかも、てびちは低カロリーなので、ダイエットにもピッタリな健康食です。

てびちを使った料理は、そばやおでんにてびちを入れて食べる事が定番です。
てびちの塩焼きやてびちのから揚げも、皮がパリパリとして中はとろっとろの感じが食べやすいです。
てびちが苦手な方でも、とりこになる事間違いなし！？(笑)

沖縄でてびちが美味しい和泉食堂！

沖縄市にあるてびちの美味しいお店をご紹介します。
昭和54年創業の老舗の「和泉食堂」は、煮付けが美味しいと評判のお店です。
沖縄の金武町でお店をやっていたのですが、沖縄市に移転しました。

お店に行った時も、ほとんどのお客さんがこのてびちの煮付けを注文している状態で、人気の看板メニューな事が良く分かります。

大きなてびちが5つも入っていていました。
大根・にんじん・昆布・厚揚げ豆腐・こんにゃくなど具沢山で、ボリューム満点です。

実は私は、てびちがちょっと苦手だったんです。
てびちの煮付けが美味しいお店なので、ここでなら食べるなら間違いないと思い挑戦しました。
旦那がてびちの煮付けを注文したので、少し分けてもらいました。

おはしの部分のとろとろ見えますか？
味はしみしみで、てりてりしていてとろっとろ～の感触がたまりません。
肉の旨味とコクのある味わいのトリコになりました。

何で私はてびちが苦手だったの？と思うほどご飯が進みます。
やっぱり、豚足というのが頭にあるから苦手だったんだと思います。
てびちの煮付けは、コラーゲンたっぷりでヘルシーなので、和泉食堂に来たら食べたいメニューNo.1になってしまいました。(笑)

子どもも、お父さんからもらったてびちが美味しいようで、「もっとちょうだい」と言って食べやすくほぐしてもらっていました。

沖縄そばも美味しい！

豚骨とかつおだしの旨味たっぷりのスープが、麺にからんでこれもまた美味しいんです。
2種類のお肉がたっぷりと入っています。

太麺のちぢれ麺が美味しいスープと絡んで、いい感じです。
もちもちしていて、食べ応え抜群！
スープのコクと旨味がマッチして美味しいです。

こちらは三枚肉です。
見た目はしっかりしているように見えますが、口の中に入れると柔らかく肉の旨味が広がります。

こちらはとろっとろの軟骨ソーキです。
見ても分かるほどに、とろとろに煮込まれています。
軟骨のとろとろ部分がたまりません。

和泉食堂の駐車場は？

沖縄市にある和泉食堂は、沖縄自動車の沖縄北ICを下りてから、国道329号線を石川方面（北向き）に行くと、下の写真の看板が見えてきます。　⇩⇩⇩

駐車場は、お店の前と横に10台ぐらい停めれる駐車場がありました。
しっかりとした駐車場があるのは嬉しいですね。

沖縄県中部に位置する沖縄市は、南部北部などの観光の中心になります。
沖縄観光の途中に、寄りやすい場所にある食堂なので、寄ってみてくださいね。

沖縄市の観光スポットの東南植物楽園にとても近いので、観光と一緒に楽しんで下さいね。

東南植物楽園は全国3位を受賞した、南国イルミネーションが大人気！についてはこちらから＞＞

店内は、カウンター席やテーブル席、奥にはお座敷もありました。
カウンター席があるので、1人での利用もしやすいですし、お座敷があるのでお子さんも連れてきやすいですね。

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まとめ

沖縄のてびちについてはいかがでしょうか？

私は沖縄に嫁いでから、てびちを食べる事が出来ませんでした。
豚足を使っているという事と、そのままの形が残っているので、見た目にグロテスクに感じてしまっていました。

実際に、沖縄でてびちの煮付けが美味しいと評判のお店で食べてみてびっくり！
見た目のグロテスクな装いとは違って、とろっとろの食感と煮込まれた味が染みていて美味しい！
てびちの煮付けがこんなにも美味しいなんて、せっかく沖縄にいるのに今までもったいない事をしたと後悔です。

コラーゲンもたっぷりで、意外とヘルシーなてびちの煮付けはダイエットを気にしている方にもピッタリかもしれませんね。
沖縄に来たらぜひ、美味しいてびちの煮付けを食べてみてくださいね。

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